どうも、マレーシア在住のゾノ(zono_travel)です!
本日はマレーシアのペナン島で人気の観光地、ジョージタウンにあるおすすめのローカル食堂『Nasi Kandar Beratur Original』についてご紹介します。
ランカウイ島は、中華系以外にインド系の方も多く住むエリア。今回ご紹介する店舗はインド系イスラム教徒に親しまれる日本でいうところの”大衆食堂”となります。
レストランとは雰囲気が違い、店内はお世辞にも綺麗とは言えず清潔さも感じられない店舗なので衛生面を気にされる方は食べるのに抵抗があるかもしれません。
ですが!?
こちらで食べられるナシカンダーは地元の人々が行列をつくるほど大人気!
ローカルに愛される本物のナシカンダーを一度でも食べてみたい!!
今回はそんな方におすすめできる『Nasi Kandar Beratur Original』について、個人的なレビューを含めて紹介します。
少しでも参考になれば幸いです。
ペナン発祥のナシカンダー/ナシカンダールとは!?
ナシカンダー(ナシカンダール)はペナン発祥の伝統料理!
ナシカンダーについて、初めて名前を聞いた方も多いかもしれません。
日本語ではナシカンダールとも呼ばれますが、どちらも同じ料理。
※マレーシア人はナシカンダーに近い発音をします。
ナシカンダーとはどんな料理か?!
ひと言で説明すると『インド系ぶっかけカレー』になります!!
ナシカンダーの名前の由来について、マレー語でナシ(Nasi)は「ごはん」を、カンダー(Kandar)は「天秤棒」を意味しています。
ルーツとして、マレーシアの交易がペナンで盛んだった時代、港で過酷に働くインド系の移民のために安価に素早く提供できる料理として、ご飯とカレーをぶらさげた天秤棒を肩に担いで販売するスタイルで誕生しました。
現在では路上販売ではなく店舗を構えて提供されていますが、歴史は長く、最も古いところでは100年以上前の1907年創業の老舗も営業しています。
ペナン各地に多く存在するナシカンダー専門店。ペナンを訪れる際は「本場のナシカンダー」を食べる体験ができます!!
Nasi Kandar Beratur Originalのナシカンダーの評価
Nasi Kandar Beratur Originalについて紹介する前に、私の独断と偏見で評価した内容はこちらです。
雰囲気 | ★☆☆☆☆ |
待ち時間 | ★☆☆☆☆ |
料理の味 | ★★★☆☆ |
ボリューム | ★★★★★ |
価格 | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★☆☆ |
5段階評価で採点した結果、惜しくも星3評価となりました。
めちゃめちゃ評価低くない?!
評価自体は決して高くありませんが、、、
なぜお勧めするのか?!
その理由については以下をご参考に!
雰囲気
まずはお店の雰囲気から。
お店はこぢんまりとしていて、食事は店内ではなく、外に備えついたテーブルで食べるか、テイクアウトする形になります。
看板にも表記されてますが、こちらのNasi Kandar Beratur Originalでは、1943年創業から守り続ける”オリジナル”のナシカンダーを食べることができます。
待ち時間
続いて料理が運ばれるまでの待ち時間について。
ナシカンダー自体は注文してすぐに提供されます。
ですが!!?
まずはこちらの衝撃的な写真をどうぞ。
やばくないですか!!?
ちなみに時刻は夜の22:30頃です。
後ろにも長い行列ができていて、余裕で全長50mは続いてました。
下手くそですが、衝撃的すぎて動画も撮影!
行列ができるのは、人気の証!!
私は運良く、前に10人くらい並んでいるときに到着できたので、約15分くらい待つだけで済みました。
料理の味
続いては肝心の料理の味ですが、
正直なところ、普通。。
ただし!?
ナシカンダーで最も重要なカレールーは個人的に好みの味でした。
庶民的な料理なので格段に旨い!という感じではないけれど、”普通に美味しい”です。
そして!他のお店と違うと思えたのは、お肉の柔らかさ!!
お肉はフォークで簡単にカットできるほどに柔らかい!
鶏肉は骨付きでご飯のうえに乗っかってるので、硬い肉だとフォークとナイフでほぐすのに相当手こずりますが、Nasi Kandar Beratur Originalで提供されるお肉は簡単に切り分けできました。
また、マレーシアの料理は総じて辛い味付けになることが多いですが、ノースパイシーで注文すれば辛さ控えめで注文できます。
※カレールーはチキン、ラム、フィッシュヘッドから選べます。
ボリューム
ボリュームに関しては写真のとおり、問題なし!
私の場合は、チキンにキャベツ、野菜の揚げ物に卵をトッピング。
余談ですが、卵はニワトリではなくアヒルの塩漬け卵になります。
お皿に盛った状態で写してるのでサイズ感が分かりづらいかもですが、鶏肉も巨大で食べごたえ十分でした。
がっつり食べたい場合は、おかずを多く注文すればOK!
食べたい物だけ自分で好きなように選ぶスタイルです。
私の場合は全部で4種類を選びましたが、夜食であれば2,3品でも満足できるボリュームでした。
価格
いよいよ、肝心の価格について。
こちらは値段というよりもコスパを含めた評価です。
トッピングする数と量(ボリューム)によって値段は変わりますが、私が食べたときの価格はRM12(約360円)でした。
総合評価
総合評価は星3と採点しました。
- 衛生面を考えても店舗の雰囲気が悪い
- 料理の提供は早いが行列必須
- 簡素な料理なので味は普通
- 値段はお手頃価格
- 深夜営業
このように、マイナスポイントが多いため評価は低くなりましたが、評価に加味できなかった「ローカルに愛される本物の味を体験」できることはプライスレス!!
失礼ながら、旅行ガイドブックに載るような店舗ではありません。
ですが!?
旅行者向けではなく、ペナンで生活する人々が普段から食べているローカル料理を体験されたい方にはトライする価値があると言い切れるお店です。
『Nasi Kandar Beratur Original』の店舗情報
※営業時間は日中ではなく夜間の営業になるので注意してください!
Googleマップはこちらです!
私の評価だけだと信憑性ないかもですが、、、
Googleレビューでは、5段階で☆3.9を獲得しています!!
そんな評価高くない!と思われるかもしれませんが、レビュー数はなんと2,700件以上。
口コミとして、シェアしたくなるお店であることは間違いなし!?
ペナン観光で人気エリアのジョージタウンに位置しているので、昼間の観光を終えてナイトライフを楽しんだ後の”最後のシメ”として訪れると良いかもです。
まとめ:ペナン発祥のナシカンダーは地元で愛され続ける逸品です!
本日ご紹介した『Nasi Kandar Beratur Original』は言ってしまえば、
きたなシュラン5つ星です!
ナシカンダーは元々、安い賃金で働く労働者に対して、栄養価もありサクッと食べられる料理として誕生した背景もあるので、”豪華なご馳走”ではありません。
また、衛生面を心配される方も多いと思います。
実際に、お腹を壊す可能性もゼロではないので不安な方はスルーするべきですが、深夜に行列ができるほどペナンの地元民に愛された「本場のナシカンダー」を食べたい方は要チェックです!
ちなみに!
ペナンには数多くのナシカンダー専門店があります。
高級チックなインド系レストランでも注文できるので、本記事で紹介したお店では食べたくない、食べられない方もナシカンダーを堪能することができます。
これからペナンを訪れる機会がある方は是非、ペナン発祥の伝統料理「ナシカンダー」に一度、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
TwitterでもInstagramでも感想コメント、お待ちしてます!
※クレームはご勘弁を。m(_ _)m
というわけで本日は以上です!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも皆様の参考になれば幸いです。
では!!
コメント