どうも、ゾノです!
マレーシア在住6年目となる私が、1ヵ月に掛かる生活費について各項目ごとに詳しく紹介します!!
最後のは冗談として、、、
マレーシアは日本人が選ぶ海外で住みたい国ナンバーワンであると同時に、クアラルンプールは世界の海外駐在員が選ぶ住みやすい都市ランキング第1位に選出されるほど人気を獲得しています。
そして!?
日本と比較して「マレーシアの物価は日本の半分から1/3」と言われるほど物価が低いことも人気の理由の1つで、金持ちでなくても日本より贅沢で裕福な生活ができると聞いたことがあると思います。
本当のところ、どうなの??
本記事を訪れた方は、実際に日本と比べてどのくらい物価が安いのか、1ヵ月の生活費はいくら必要なのか気になっていると思うので、実際に4年以上にわたりマレーシアで生活している私、ゾノがリアルな生活費について共有します!
ちなみに!?
マレーシアで就職・転職を検討している方は知っていると思いますが、就労ビザの要件として最低給与はRM5,000(約150,000円)以上と決められています。
そして現地採用で働く場合の相場は大体、RM5,000-RM10,000前後。
生活スタイルは十人十色ですが、
今回は以下のモデルケースを設定して紹介します!!
モデルケースに沿ってこれから生活費の内訳を紹介しますが、当然ながらモデルは私です!笑
タバコなんか吸わないよ!!
という方も多いと思いますが、1ヵ月のタバコ代や美容室でのカット料金の費用など個別に載せているので、それらを除外するとご自身が滞在した際の1ヵ月の生活費がイメージできると思います。
またマレーシアと日本における生活費を比較するうえで「為替レート」も重要!
本記事では日本と比較しやすいように日本円も併記しています。
為替レートが変わると当然ながら日本円も増減するので、これからマレーシアを訪れる方は、直近のマレーシアリンギットを確認して「RM1=30円」でない場合は正確なレートで調整してください。
本記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
マレーシア在住者の1ヵ月の生活費について
早速ですが、
冒頭のモデルケースを基に1ヵ月の生活費について結論から!
生活費の内訳 | 費用(リンギット) | 費用(日本円) |
---|---|---|
家賃 | RM2,500 | 75,000円 |
光熱費 | RM150 | 4,500円 |
通信費 | RM215 | 6,450円 |
移動費 | RM160 | 4,800円 |
食費 | RM1,500 | 45,000円 |
交際費 | RM1,200 | 36,000円 |
タバコ | RM450 | 13,500円 |
その他 | RM75 | 2,150円 |
合計 | RM6,250 | 187,500円 |
1ヵ月に掛かる費用はRM6,250(187,500円)となりました!
食費については、基本的に日本食レストランで概算を算出してますが、屋台飯などローカルフードも適度に食べる場合は大幅に節約できます。
タバコを吸わない方はもちろん、交際費を節約すれば1ヵ月あたりの生活費をRM5,000未満に抑えることも可能ですが、あくまでも日本と変わらない生活水準を維持した場合としています。
「生活費について、どのように算出したのか?」
続いては、生活費の内訳について各項目ごとにお伝えします!
家賃について
概算では1ヵ月の家賃をRM2,500(75,000円)で設定。こちらはクアラルンプール中心部の比較的立地の良い1LDKでの費用を想定していますが、クアラルンプール中心部から離れた場合はRM1,500~1,700前後で居住することも可能です。
また現在はコロナ禍による渡航制限もあり、観光客だけでなくマレーシアで働く外国人労働者も減っているため、直近の家賃相場は約20%近く下落しています。
私が住んでいる部屋も今だとRM2,000未満で借りることができます。
(ちょっと損した気分。。)
ある程度、落ち着いた場合は家賃も元に戻ると思われるため、1ヵ月の生活費については通常の相場のRM2,500で設定しています。
現時点の家賃相場が知りたい方はこちらのサイトで簡単に調べることができます。
■iproperty (賃貸、クアラルンプール、安い順にソート済みです!)
https://www.iproperty.com.my/rent/kuala-lumpur/all-residential/?sortBy=price-asc
光熱費について
家を借りた場合、日本と同じく家賃以外に電気・水道・ガス代が掛かりますが、光熱費は日本と比べてかなり安く済みます。
概算ではRM150(4,500円)としましたが、細かい内訳はこちら。
- 電気代:RM130
- 水道代:RM20
- ガス代:なし
補足すると、電気代は部屋にいるときはずっとエアコンを付けている場合。また水道代は極端に安く、おそらくどの家庭でも1ヵ月にRM20(600円)も掛かりません。私の場合はRM10ですが、2カ月に1回、下水道代の支払いがRM10ほどあるのでRM20に設定しています。そして、一般的なコンドミニアムに住む場合はオール電化が大半となり、私の住むコンドもガス代はなく0円です。ちなみに、ガス代が発生する場合でもマレーシアではRM20-30前後と安く済みます。
電気代はエアコンとシャワー利用が大きく占める為、エアコンをこまめに利用すればRM100以内に抑えることも可能です。
ただし注意してほしいのは、こちらは1LDKに住む場合であること。
2LDKや3LDKなど広さに応じて電気代も高くなるので、広々とした部屋や家族で住む予定の場合は1.5倍もしくは2倍を想定すると良いと思います。
通信費について
日本と同様に快適にインターネット接続する場合、自宅では光回線、外出時はスマホを利用する際にSIMカードを契約する形が一般的です。
- 自宅(光回線):RM150
- 外出時(SIMカード):RM65
補足すると、自宅で光回線を利用する場合、マレーシアで最も有名な「TIME」と契約した場合だと1ヵ月RM149(約4,500円)で高速インターネットが利用できます。
※2年間契約となり、更新時に速度が少し遅いプラン(RM105)も契約可能です。
スマホのSIMカードに関しては、マレーシア大手のマキシス、テレコム、Digiなど利用した場合、インターネット利用上限など各種サービスで異なりますが、大体どこも似たり寄ったの値段で、月額費用はRM60-80前後で利用できます。
またスマホについてはプリペイド式を選択し、使った分だけ支払う形にすれば1ヵ月あたりRM50未満に抑えることも可能です。
移動費について
クアラルンプールにおける主な移動手段は電車(モノレール含む)・バス・タクシーとなり、日本人の多くはタクシーまたは電車を利用しています。
私の場合は常にGrabタクシーを利用してますが、居住エリアと勤務エリアが同じ為、利用は週末のみ。
今回のモデルケースでは、1回の乗車あたりRM20で月に4回利用する形で算出しています。
(往復RM40 × 4回=RM160)
日本と比べてタクシー料金はかなり安く、RM20だと約10kmほど距離がある場合となり、近場の移動であればRM10(300円)も掛かりません。
また電車やバスを利用した場合は初乗り運賃がRM1(30円)となるので、交通費をかなり抑えることができます。
食費について
1ヵ月にかかる食費についてはRM1,500(45,000円)として設定。モデルケースでは昼と夜に2回のみ外食をした場合となり、1日あたりRM50(約1,500円)で30日分として設定しています。
先ほど伝えた通り、屋台飯であれば1食あたりRM8(約240円)で食べることができる為、日本食レストランで食事する回数を減らしたり、毎日外食でなく適度に自炊した場合は、大幅に節約できます。
交際費について
内訳では交際費としてRM1,200(36,000円)として設定しましたが、こちらはあくまでも参考値。
飲み会やカラオケ、ゴルフなどした場合の参考費用はこちら。
1ヵ月の生活費では、毎週末ではなく月の半分の4,5回ほどに1回あたりRM300を想定し、「RM300×4回=RM1,200」で設定しました。
マレーシアはゴルフ代も日本に比べてかなり安く、友人や取引先との親交を兼ねて毎週末ゴルフされる方も多くいるので、そういった場合だとより多くの費用を見積もる必要があります。
嗜好品(タバコ)について
内訳では毎日1箱とヘビースモーカー(私)をモデルにしてますが、1箱あたりRM15(約450円)となりタバコは日本の約3分の2の値段で購入できます。
日本と同様にマレーシアでも喫煙者に対する風当たりが強く、匂いが気になる方でIQOS(アイコス)派もいると思いますが、マレーシアでも購入可能。またマレーシアでは日本とは違ってVAPE(ベイプ)の場合、ニコチン入りリキッドを購入することもできるので、紙巻きタバコと併用することで節約することも可能です。
もちろん!
禁煙することが一番の節約です!!
生活費(その他)
生活するうえで以下の費用も考える必要があります。
- 日系美容室(カット):RM120~150(約4,000円)
- 日本の書籍・参考書:日本の約1.2倍~1.5倍
- 衣類:ユニクロのTシャツで約RM45(約1,350円)
- シャンプー、ティッシュなど生活必需品
- 病院、クリニック:診察内容による
日本人が在籍する美容室でカットした場合は日本と同等の価格帯ですが、ローカルの美容室だとRM30前後と1,000円未満でもカットできます。
日本の書籍については紀伊国屋書店や蔦屋書店がクアラルンプールにあるので購入可能。価格は概ね日本より少し割高となります。
衣類については日本ではリーズナブルな部類に入るユニクロがマレーシアではちょっとお高い部類に入ります。ローカルブランドなど特に気にしなければ安く抑えることができますが、逆に日本や欧米の服は少し高い傾向があります。
生活必需品はローカルブランドであれば日本の3分の1か3分の2程度の値段で購入できますが、日本製は化粧品も同じく割安感はないと思います。
病院など医療費については、日系だと日本より高く掛かりますが、ローカルであれば歯医者を含めてアメリカのように極端に高額になることはありません。また就労している場合は会社の保険が適用されるので大きな怪我や病気でない限り実費負担なく診療できます。
※医療保険の会社負担額は働く会社によります。
まとめ:マレーシアの生活費について
マレーシアで1ヵ月に掛かる費用として、RM6,250(187,500円)として紹介しましたが、あくまで私が設定したモデルケースによる為、生活スタイルによっては大幅に変わります。
そして!?
意外にマレーシアの物価は安くない!?
このように思った方が多いのではないでしょうか。
本記事で紹介した生活費はあくまで日本と同水準を想定。
私の体感としては、マレーシアは日本の2/3の生活費で同水準の生活ができると考えています。
例えば、マレーシア現地採用で働く場合、1ヵ月の給与でRM7,500程度(手取りで約21.5万円)あれば、RM1,000(30,000円)ほど貯金できますし、RM10,000(手取りで約30万円)の給与であれば10万円以上も貯金できます。
※所得税の累進課税についてはマレーシア政府のこちらのページを参考にしてください。
また20代で働く場合は1ヵ月の給与がRM7,000未満のケースもありますが、ある程度、ローカライズすれば節約できるので、1ヵ月の生活費としてRM5,000(150,000円)に抑えることも可能です。
日本食だけでなくたまにはローカルフード、周りの日本人とも適度に付き合えば生活費を無理なく節約できますし、少し水準を下げたとしてもクアラルンプールはマレーシアの首都であり大都会。東京で考えた場合、首都圏の中心部に賃貸するとなれば、1LDKであっても7万円未満で住むことは不可能ですし、マレーシアのコンドミニアムは基本的にジムやプールが併設されているので日本以上に贅沢な生活ができることに変わりないです。
私の自宅はKL中心部から離れた場所ですが、大抵のコンドミニアムはこんな感じで、ちょっとした贅沢気分が味わえます。
そして、私が設定したモデルケース以上にもっとお金を掛ければ更なる贅沢も可能です!
今回は私、ゾノ目線で1ヵ月の生活費について紹介しましたが、本記事で言いたかったことは、日本と同水準で考えた場合はマレーシアの1ヵ月の生活費はそこまで安くないということです。
私が調べたところ、日本の半分、もしくは1/3の生活費で贅沢ができると紹介している記事がいくつかありましたが、日本での生活と同水準で考えると日本の2/3が妥当だと思います。
生活費を抑えて紹介することもできましたが、これからマレーシアに滞在する、マレーシアで働く方に「こんなはずじゃなかった!」と誤解を招いてほしくなかったので、私の実生活も参考にしつつ紹介しました。
とは言っても、日本と比べてマレーシアの物価が安いことは間違いなく、日本と同額の生活費であれば当然、日本にいた頃よりも贅沢できます!
実際に私もマレーシアに住んで4年以上となりますが、本当に居心地が良く、住みやすく感じています。マレーシアには日本とは違った魅力がありますし、日本人そして世界中の多くの人々が移住したいと思える国です。これからマレーシアでの生活を予定されている方は渡航する前に一度、自分なりの1ヵ月の生活費を確認することをお勧めします!
というわけで本日は以上です。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!
では!!
これからマレーシアの魅力についても紹介するので、良ければ各種SNSのフォローもよろしくお願いします。(Twitterでは毎回記事の更新をお知らせしています!)
コメント