どうも、ゾノです!バングラデシュには観光目的で、2022年の年末に訪れました!
バングラデシュは失礼ながら(観光としては)マイナーな国なので、ネットにあまり情報がなく、「バングラデシュ 観光」と検索して本ページに辿りついた方もいるかと思います。
今回、本記事ではバングラデシュの観光スポットとしてオススメできる「モハスタン遺跡(Mahasthan)」について紹介します。
結論からお伝えすると、
パハルプール遺跡を観光される方は絶対に訪れるべき!
見逃すと、きっと後悔します!!
私自身が旅程を検討した際は元々、ユネスコ世界遺産に登録されているパハルプール遺跡のみを日帰りで訪れる予定でした。直前にネットで調べた際に、モハスタン遺跡が近郊にあることを知りましたが、同時に訪れるとなると首都ダッカから向かう場合、移動だけでも7‐8時間かかり1日での周遊は難しいため、旅程に組み込むべきか、かなり悩みました。
本記事では私自身の体験談をもとに、「なぜ訪れるべきなのか?」「わざわざ観光する価値があるのか?」モハスタン遺跡の見所からアクセス方法まで詳しく紹介します。
モハスタン遺跡について手っ取り早く、さくっと知りたい方は、こちらの動画をご参考に!
本記事では動画だけでは伝えきれなかった部分を詳しく紹介しています。
少しでも参考になれば幸いです。
モハスタン遺跡について
モハスタン(Mahasthan)は、バングラデシュ北西部にある8世紀から12世紀頃にかけて栄華を誇ったパーラ朝の仏教遺跡都市。現在のバングラデシュは人口の9割近くをイスラム教徒が占めるイスラム教国ですが、当時は仏教が栄えていました。そのため、モハスタン周辺では数多くの仏教遺跡が発見されており、今もなお発掘調査は続いています。またユネスコ世界遺産に登録されているパハルプールの仏教寺院遺跡群は、モハスタン遺跡に近い距離に位置しています。
モハスタン遺跡までのアクセス方法
モハスタン遺跡は、近郊にある都市ボグラから北に約20Km離れており、以下の方法でアクセスすることができます。
主にこちらの3つのアクセス方法があり、上から移動費が安い順となります。
最も移動費の安いバスや、快適に移動できる乗用車のチャーターではなく、CNG(三輪タクシー)での移動を個人的にオススメします。理由は、モハスタンにある仏教遺跡は1か所にあるのではなく周辺に点在しているので、小回りの利くCNGで移動した場合、好きな場所に自由に移動できること、ついでに風を切って気持ちよく観光できるから!
CNGってどんな乗り物?こちらを参考に⇩
CNGのダメな部分を挙げるなら、速度が遅いこと。ただし、その分スピードを上げて大事故になる心配は低いです。また3人乗りは危険なので安全面を考慮して最大2人までと考えた方が良いです。
CNGの利用については、毎回、ドライバーと交渉するのではなくチャーターとしての利用が便利。ボグラ市内でCNGのドライバーと金額交渉する際には、モハスタン遺跡までの片道料金を確認したうえで、2倍の往復費用の3‐5割増しで交渉するとスムーズでかつお得に利用できます。基本的に交渉制になるので、いくつか寄り道したいこと、合計で○時間、○時間頃にはボグラに戻ってこれる、と伝えておくと後から揉める心配はなくなると思います。
ちなみに、実際に私が利用した際は、片道で220タカ(約275円)でしたが、ドライバーが親切でかつフレンドリーだったので、チップ込みで合計670タカ(約840円)を支払いました。
CNGをチャーターとして利用できるうえ、写真撮影もサポートしてもらえたので一人旅の身としてはありがたく、1,000円未満で利用できるので、かなりオススメです!
モハスタン遺跡まで近郊のボグラからではなく首都ダッカから直接向かう場合は、長距離バスの利用がオススメ。ボグラまで直行便が運航しており約5‐6時間で到着できます。アクセス方法について詳しくはパハルプール遺跡の記事で紹介しています。
※首都ダッカからパハルプール遺跡までの移動方法となりますが、バス乗り場や乗り方は基本的に同じです。乗車チケットはボグラ行きの長距離バスを購入すればOKです。
パハルプールの仏教寺院遺跡群の見どころ
いよいよ、肝心のモハスタン遺跡の見所について紹介します。冒頭でもお伝えしましたが、仏教都市は1ヵ所ではなく周辺に点在しています。
バショゴール(Bashor Ghor)
こちらはバショゴール(Behular Bashor Ghor – Gokul Medh)と呼ばれる、モハスタン遺跡のなかで最も有名な仏教都市遺跡です。
はい、初っ端から記念撮影の写真!笑
ちょっと恥ずかしいですが、、たぶん訪れた方の全員がここで撮影するはず!!
どうですか?!
規模としてはそこまで大きくありませんが、遺跡には緑が生い茂り個人的には「ザ・遺跡」という感じでテンション上がりました!
また、こちらの遺跡は頂上まで登ることができます。
頂上には井戸のようなものがあるだけでしたが、眺望は良くあたり一帯を見渡せます。
私が到着したのは午前11時半頃。帰り間際には大勢の旅行者が訪れていたので、早い時間帯の到着が良さげです。
タイミングが良ければ、このように人が写らないように撮れます!本当にどこでも絵になるので、写真好きにはもってこいの場所だと思います。
こちらは入場料が必要になります。詳しくは施設情報を参考に。
- 正式名称:バショゴール(Behular Bashor Ghor – Gokul Medh)
- 住所:W8PP+FMR, Gokul 5810 バングラデシュ
- 入場料:一般旅行者(200タカ:約250円)
- 営業時間:月曜‐日曜(9:00‐17:00)
- 定休日:なし
- Google マップはこちら
バシュ・ビハール(Vasu Bihar )
続いて、こちらはバシュ・ビハール(Vasu Bihar)と呼ばれる遺跡になります。
まず目に留まる、巨木に度肝を抜かれました。
いかがでしょうか?!
こちらは広大な敷地に遺跡が点在しています。
遺跡自体は外壁のみで少し物足りなさを感じましたが、写真映えする場所はいくつもありました。
そして!?
前回のパハルプール遺跡の記事でもお伝えしましたが、地元の方から「セルフィー!セルフィー!」とめちゃめちゃ声を掛けられます!
ムスリムの女性から、恥ずかしそうに声を掛けられたり、、
学校の授業で訪れていた子供たちに写真攻撃を受けたり、、、
さらには、ちゃっかり先生も!笑
とにかく一度撮影を快諾すると、次から次に私も写真!とお願いされるので、ちょっとスター気分を味わえます!!(もちろん嬉しかったので全て快諾しました)
こちらのバシュ・ビハールが観光客も多くて一番声を掛けられましたが、他の場所でも同様です。はっきり計測してませんが、30人は余裕で超えてました。
一人旅では、現地の方との触れ合いも楽しみの1つなので、遺跡巡りだけでなく、バングラデシュ人のフレンドリーなところや愛嬌さも実感できて、とにかく大満足!!
- 正式名称:バショゴール(Behular Bashor Ghor – Gokul Medh)
- 住所:X7MW+6X9, 5810 バングラデシュ
- 入場料:一般旅行者(200タカ:約250円)
- 営業時間:月曜‐日曜(8:00‐18:00)
- 定休日:なし
- Google マップはこちら
その他のオススメ観光スポット
モハスタン遺跡周辺には他にも多くの見所があります。私自身、すべては観光できてませんが、訪れたなかでも行って良かった場所について、いくつか紹介します。
Mohastan Garh Picnic Spot
こちらはCNGで移動中に果てしなく続く外壁が気になって、途中下車して訪れました。
外壁に登り、内側を見渡すと、、
何もない。
何もない!?
巨大な遺跡を期待してましたが、外壁から見渡すと草木が生い茂るだけ。地元の方の憩いの場として友人同士でピクニックをしている姿を多く見かけました。
デートしてる姿には本気で嫉妬!羨ましい!!笑
本当に何もないのか??
少し散策したところ、なんと!発見しました!!
巨大ではありませんが、ちょうど遺跡を発掘しているところでした!
現場監督と称する方に話を伺うと、周辺では多くの遺跡がまだ眠っている可能性が高く、現在も継続して発掘調査が行われているとのことでした。
つまり、こちらには今も眠る遺跡が隠れているかも?!
新たな発見があることを期待します。
ちなみに、こちらも写真映えします!!
現場監督に撮ってもらいました!けっこう、お気に入りの写真です!!
- 正式名称:Mohastan Garh Picnic Spot
- 住所:X86W+PWF, Mahasthangar, バングラデシュ
- 入場料:外国人200タカ(約250円)
- 営業時間:月曜‐日曜(9:00‐18:00)
- 定休日:なし
- Google マップはこちら
Mohasthangarh Central Jame Masjid
こちらはMohasthangarh Central Jame Masjidと呼ばれる、モスクになります。
丘の上にモスクはあるので、長い階段が目の前に見えますが、脇道を利用すれば、車で頂上まで直接向かうことができます。
丘の頂上には礼拝堂もあり、こちらはおそらく高名な方のお墓です。
参拝者はモスクだけでなく、こちらでもお祈りされてました。
実は、モハスタンに向かう途中で道を間違えてたどり着きました。笑
現在では仏教徒よりもイスラム教徒が多いバングラデシュですが、こちらではモスクが人々の生活の一部として根付いてる様子を垣間見ることができました。
またモスク周辺には小さな町があり、食事処もありました。モハスタン周辺をゆっくり散策されたい方は立ち寄ってみても良いかなと思います!
- 正式名称:Mohasthangarh Central Jame Masjid
- 住所:W8XX+R59, রংপুর মহাসড়ক, Bogura 5800 バングラデシュ
- 入場料:無料
- 営業時間:24時間
- 定休日:なし
- Google マップはこちら
こちらは観光施設ではなく宗教施設になります。参拝者の迷惑にならないように注意しましょう。
まとめ:パハルプール遺跡を訪れる方はモハスタン遺跡を忘れずに!
今回はモハスタン遺跡について、実体験をもとに紹介しました!
正直なところ、モハスタン遺跡は無名なうえ、遺跡としての保存状態も良くないため、「アンコールワットが見たいからカンボジアに行こう!」のように、モハスタン遺跡を見るためにバングラデシュを訪れるべきとは言えません。
ただし、遺跡散策が好きな方は十分楽しめると思います。私自身は、どこに何があるのか?ほとんど知識がない状態で訪れたので、あちこちに点在する遺跡を発見したときは、冒険心をくすぐりテンションあがりました。また写真映えするスポットはいくつもあるので、写真好きな方もモハスタン遺跡を訪れて損はないと思います。
そして、何より!!
モハスタン遺跡の周辺には、人気の観光スポット『パハルプール遺跡』があります!
パハルプールの仏教遺跡群はバングラデシュに3つしかない世界遺産のうちの1つ。私のように世界遺産が好きな方はバングラデシュ観光の旅程に必ず組み込むと思いますが、首都ダッカからの移動について結構しんどいのが難点。
せっかく苦労してパハルプール遺跡を訪れるのであれば、モハスタン遺跡もすぐ側にあるので、スルーしてそのまま直帰するのは確実にもったいないです!
改めて、結論!!
パハルプール遺跡を訪れる方はモハスタン遺跡とセットで訪れてください!!
私は基本的に「人生で一度きりしか訪れられない」と考えて旅程を組むので、モハスタン遺跡の存在を知らずに見逃していたら、間違いなく後悔していました。
モハスタン遺跡とパハルプール遺跡の両方を訪れる場合、ダッカからの日帰り旅行では難しいため、2日に分けて、ボグラに1泊する旅程が良いと思います。
パハルプール遺跡について気になる方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
というわけで本日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも参考になったなら幸いです。
質問がある場合は、TwitterやInstagramのDMなどお気軽にどうぞ!
では!!
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