マレーシアの首都KLに、神戸発の人気ラーメン店が進出しているのをご存知ですか?!
その名も「ENISHI(えにし)」。神戸・岩屋にある本店は、2016年にミシュランガイドでビブグルマンを獲得し、食べログ百名店にも選出された行列のできる人気店。海外展開にも積極的で、シンガポール・バンコクに続き、マレーシアには2024年にオープンしました。
同店をプロデュースされた、島やんさんは「令和の虎」などYouTubeで知っている方も多いはず。
島やんさんによる、他店の辛口批評が人気を集めますが、、、
「自分のお店はどうなんだ?」
皆さん、気になりませんか??
他店を辛口コメントするくらいだから、きっと旨いはず!
今回は、ENISHIについて私も忖度なしにレビューします。
ENISHIへのアクセス方法

ENISHIは、日本人駐在員や欧米系の居住者が多く暮らす、モントキアラ地区「Shoplex」1階にあります。
マレーシアには大型ショッピングモールが数多くありますが、「ラーメンを食べるためだけ」に広い館内を歩くのは少し面倒くさい。その点、ENISHIは気軽に立ち寄れる路面店のような立地で、食べたい時にサクッと入店できるのは嬉しいポイントです。
ENISHIの雰囲気

店内はカウンター席にテーブル席が2つと、こじんまり系。ただし外側がガラス張りになっていて開放感があるため、窮屈さは感じませんでした。

マレーシアでは珍しく、厨房が見える”オープンキッチン”スタイル。ラーメンが出来上がる工程を視覚的に楽しめます。そして、ENISHIでは日本人ラーメン職人が常駐しているので、特に、日本人による「本場のラーメンが食べたい」と考えるローカルにとってはテンションがあがる雰囲気です。
ENISHIの担々麵について
まずは看板メニューの担々麵について。
実は、ENISHIはラーメンよりも、汁なし担々麺(Dan Dan Noodle)がシグネチャーであり、日本では「担々麺専門店」として展開しているほど。
マレーシアでも日本と同様に素材にこだわり、日本産の高級小麦を使用した平打ち太麺(自家製)や自家製ラー油をはじめ、豚肉と鴨肉を合わせた特製ミンチ、フライドオニオン、カシューナッツなど、多彩な具材がトッピングされています。
特に、担々麺といえば「辛さ」が重要ですが、ENISHIではなんと、32種類にもおよぶスパイスをブレンドしているとのこと。
担々麺は、お好みの辛さに調整可能で、「VERY HOT, MEDIUM , ZERO」と選べ、さらにカレー味も展開。初めて食べる方は、ミディアム(中辛)がオススメとのこと。ちなみに、食べた後に「もっと辛さが欲しい」と感じたときは、卓上にある唐辛子を追加投入できます。
実食レビュー:担々麺

こちらは担々麺(DAN-DAN Noodle)の中辛でRM39~。
器を彩る具材の美しさに見とれてしまいますが、ここから一気に「ごちゃ混ぜ」に。

ここまで混ぜると見た目が茶系で見栄えはなくなりますが、これが正解でした。
満遍なく混ぜたことで具材がしっかりと麺に絡み、スパイスの香りと共に旨味が口いっぱいに広がります。カシューナッツなどの具材の食感がちょうど良いアクセントとなり、さらに四川山椒、花椒などのスパイスによるピリッとした痺れ「シビカラ」が好きな方には中毒性のある味わい。辛さだけを前面に出した一般的な担々麺とは異なる味わいで、ひと口ごとに異なる食感や香りが楽しめます。

そして、少し食べた後にセットで付いてくる「半熟卵」を投入。尖った辛味がほどよくまろやかに、優しい味わいへと変化。前半はそのまま担々麺本来の香りと刺激を楽しみ、後半に半熟卵を加えることで二段階の美味しさを堪能できるため、この食べ方が最適解なはず。
さらに!?
ENISHIでは半熟卵だけでなく「追い飯」も無料!
食べ終わりに残った具材に、追い飯(白米)を混ぜて食べると、これまた絶品!!

おじや&お茶漬けのような食べ方が好きな方は、残ったタレや具材にスープを多めに加えてもOK。食材の旨味を最後まで余すことなく食べられます。

私はテーブルに備え付けの調味料がなくても美味しく食べられましたが、お好みでお酢を入れたり、味の調整が可能です。
- まずは、そのまま混ぜる
全体をしっかりと混ぜ合わせ、スパイスの香りと濃厚なタレが麺に絡んだ状態で味わう。辛さの中にも深い旨味とナッツの香ばしさが広がります。 - 温泉卵を投入
温泉卵を投入すると辛さがまろやかに。クリーミーな味わいに変化するので、一番最初ではなく”途中”で投入して味変を楽しもう。 - 出汁スープを少し
そのまま飲んでも旨い出汁スープを加えることで、汁あり担々麺に。レンゲを使って微調整することをオススメ。 - 追い飯でフィニッシュ
麺を食べ切った後に残った具材に、追い飯(白米)を絡めて食べる。私は混ぜ飯が好きだが、出汁スープを加えてお茶漬け風も旨い。
ENISHIのラーメンについて
続いては、私の大好物のラーメンについて!
ENISHIのラーメンは、昆布や乾物から取った「出汁」をベースにしたスープが特徴で、マレーシア店では、レギュラーメニューとして「出汁・醤油・ゆず塩・貝だし醤油」の4種類から選べます。ちなみに、貝だし醤油はマレーシア限定。また、辛味噌ラーメンなど期間限定メニューも提供しています。
実食レビュー:出汁ラーメン

こちらは出汁ラーメン(DASHI)でRM34~。
透き通ったスープの見た目からあっさり系を想像してましたが、昆布やかつお節などから取られた出汁は驚くほどにコク深い。
一口目でスープを口に含んだ瞬間に旨味が広がり、雑味のないクリアな味わい。それでいて物足りなさは一切なく、「出汁だけでここまで満足感を生み出せるのか」と驚かされました。

担々麺と同様に、出汁ラーメンにも日本産の最高級小麦を使用した自家製の全粒粉麺を採用。ほのかな小麦の香りと、しっかりとしたコシが特徴の平打ち麺で、繊細な出汁の旨味を存分に引き立てます。
ENISHIのラーメンは麺とスープに一体感があり、スープの旨味を吸い込んだ麺は食感を含めて完璧でした。
そして!?
ラーメンのトッピングといえば豚や鶏のチャーシューが定番ですが、ENISHIでは鴨肉(合鴨ロース)を採用。これが出汁ラーメンにめちゃめちゃ合います!
「鴨肉ってこんなに美味しかったのか」と認識が変わるほどで、冗談抜きでビビりました。

鴨肉特有の臭みは一切なく、柔らかくジューシーで噛むほどに上品な旨味が広がります。予想を上回る美味しさで、ラーメンを食べてこんなに驚いたのは久しぶりでした。
初めてENISHIを訪れてラーメンを注文するなら、私は出汁ラーメンを断然おすすめします。
実食レビュー:貝だし醤油ラーメン

続いては、貝だし醤油ラーメン(SHELLFISH STOCK SHOYU)でRM37~。
ホタテを中心とした貝の旨味が凝縮されたスープに、醤油のコクが加わった贅沢な一杯。
これ、めちゃめちゃ旨い!!!
出汁ラーメンが美味しくて再訪で貝だし醤油ラーメンを注文しましたが、出汁ラーメンよりも更に旨い。
島やん、凄い。。
他店のラーメンに対して「そこまで言うか」と思うほど厳しい評価をすることもあり、時には炎上することもある島やんさん。しかし、ご自身が手掛けるENISHIを実際に食べてみて、その発言が単なる批判ではなく、本当に良いラーメンを追求しているからこそであり、確かな技術と経験に裏打ちされたものだと納得できます。
ちなみに、ENISHIのラーメンを全種類食べたなかで、私が一番好きな味でした。
実食レビュー:柚子塩ラーメン

ENISHIでは柚子塩ラーメン(YUZU SHIO)もあり、RM40~。
出汁スープに自家製塩ダレと柚子オイルを合わせた、爽やかで上品な味わい。
柚子の香りがふわっと立ちあがり、こちらも旨い。さっぱりとした味わいながらも、出汁の旨味はしっかりと感じられるバランスの良さで、塩ラーメンが好きな人は間違いなくハマります。
改めまして、
ENISHIはラーメンも、「追い飯が無料」です!

出汁ラーメンも貝だし醬油も、醤油、柚子塩もすべて「追い飯」は無料で付いているので、ごはんを投入して「おじや」を楽しみ、スープを余すことなく、お腹いっぱい堪能できます。食べ終わりに、店員さんから「追い飯は?」と聞かれるので、必ずスープを残しておくことを忘れずに!
ENISHIの店舗情報
| 店名 | ENISHI Malaysia (えにし) |
|---|---|
| 📍 住所 | 15-0-1, Shoplex Mont Kiara, Jalan Kiara, 50480 KL |
| ⏰ 営業時間 | 月曜日〜日曜日(毎日営業) ランチ: 11:00am – 2:30pm ディナー: 6:00pm – 8:30pm ※終業時間まで注文可 |
| 💰 価格帯 | RM34〜RM59 |
| ハラル対応 | ノンハラル(豚肉使用・お酒提供あり) |
| 予約 | 不可(ウォークインのみ) |
| 支払い方法 | 現金、クレジットカード、デビットカード、QR Pay |
| 駐車場 | あり(Shoplex Mont Kiara共用駐車場) |
| Googleマップ | 🗺️ Google Mapsで確認する |
| 公式サイト | 🌐 ENISHI公式サイト |
| 📸 @singapore_enishi ※マレーシアの情報も一部発信 |
よくある質問(FAQ)
- QENISHIまでのアクセス方法は?
- A
ENISHIはモントキアラ地区のShoplex内に位置します。
KLCCから: Grabで約15〜20分、RM20〜25程度
KLセントラルから: Grabで約25〜30分、RM25〜30程度
モントキアラ内から: 徒歩またはGrabで約5〜10分、RM10程度
※交通状況により時間と料金は変動します。
- QENISHIを訪れる前に予約できる?
- A
ENISHIは予約不可でウォークインのみ。ピークタイムを避けるか、早めの来店を推奨。
- Qラストオーダーはいつまで?
- A
Googleマップ記載の営業終了時刻までラストオーダーできます。また、スープが無くなり次第終了となるため、早めの来店をおすすめします。
- Q子連れでも大丈夫?
- A
問題ありません。小さいお子様用のチャイルドチェアを完備。ただし、テーブル席は2つのみ(各席4-5名)なので、グループや家族連れの場合は混雑時を避けた方が良いです。
- Qハラルに対応してる?
- A
豚肉やお酒を提供しており、ハラル対応ではありません。ただし、担々麺ではベジタリアン専用メニューを提供しています。
- QENISHIでの会計(支払い)方法は?
- A
現金、クレジットカード、デビットカード、QR Payでの支払いが可能です。
- Q駐車場は完備してる?
- A
Shoplex Mont Kiaraの共用駐車場が利用可能。週末は混雑するため、早めの来店がおすすめです。また、空車がない場合もすぐそばのSunway 163もしくは1 Mont Kiaraの駐車場を利用することも。(どちらも徒歩圏内)
総合評価:豚骨ラーメン好きも唸る味!!
ENISHIの評価を率直に言うと、
「めちゃめちゃ旨かった!!」
担々麺が看板メニューで推したいところですが、私は特に、ラーメンに感動。
私は「ラーメン=豚骨」というほど無類の豚骨ラーメン好きですが、ENISHIの出汁ラーメンはスープの旨味が奥深く、優しい味わいのなかにもコクがあり、本当に旨かった。
さらに、チャーシューといえばポーク一択だった私にとって、「鴨肉ってこんなに旨いんだ」と、固定概念が崩れました。豚骨ラーメンのような、こってり系ではなく、「今日はあっさりしたラーメンが食べたい」と思った日は、間違いなくENISHIを選びます。
「日本人職人常駐は、かなりの強み」
オーナーの島やんさんのプロデュース力はもちろん、ENISHIでは日本人ラーメン職人が常駐し、最高の担々麺&ラーメンを提供するために、徹底した品質管理が行われています。
何度訪れても変わらぬ美味しさだったため、実際に気になって直接伺ったところ、天候や湿度に合わせて麺のゆで時間やスープの炊き方まで細かく調整しているとのこと。出汁系は些細な違いが味を左右する繊細な料理であり、この妥協のない姿勢が、ENISHIの高い「味の再現性」を支えているのだと感じました。
ただし、、
あえて、1つだけ残念なポイントを挙げるとすれば、
日本人を含めてローカルに「ENISHI」というブランドがまだまだ知られてないこと。
店舗が入るSHOPLEXはモントキアラの中心部に位置するものの、失礼ながらモール主体で自然と集客が見込める立地ではありません。そのため、買い物ついでに立ち寄るウォークイン客は限定的で、「ラーメンが食べたい」とGoogleマップなどで検索して、直接訪れるお客さんが中心になるはずです。
また、我々日本人にとってはオープン当初からSNS等で話題でしたが、はじめの頃は、担々麺はRM58と税込み2,500円を超えていました。そのため、「美味しいけど、高い」という評価が付いてしまい、リピートに繋がってない可能性があります。実際に私の周りでも、未だに高いままだと思っている方が多いです。
ただし、早い段階で料金改定が行われ、現在は「担々麺はRM39~、ラーメンはRM34~」から提供しているので、その点は非常にもったいないところです。
日本で全国展開するラーメンチェーン大手の「一風堂」もマレーシアに海外進出してますが、価格帯はノーマルでRM34と、ENISHIのBASICの価格と同程度。ただし、ENISHIの場合は日本人ラーメン職人が常駐し、さらに、「ミシュランビブグルマンを獲得した神戸本店の味をマレーシアで堪能できる」ことを考えれば、決して高くなく、満腹&満足度を考えるとコスパは悪くないと感じました。貝だし醤油ラーメンは文句なしに旨いので、まだ訪れてない方は是非、これを機会に足を運んでいただきたいです。
- ミシュラン掲載店のラーメンを味わってみたい!
- 日本人シェフが手掛けるラーメンが食べたい!
- 出汁の旨味を堪能できるラーメンが好き!
- 兎にも角にも、担々麺が大好物!!
🍜 “旨いラーメン屋”認定!!
ENISHIの「出汁ラーメン」と「担々麺」は、どちらも私が自信を持ってオススメできる一杯。気になった方は、ぜひ一度足を運んでみてください。
というわけで本日は以上です。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。では!!
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