どうも、KL在住7年目のゾノ(zono_travel)です!
本日はマレーシアの首都クアラルンプールから飛行機で約2時間で訪れることのできる、カンボジアのシェムリアップ観光について、おすすめ観光スポットを紹介します。
それぞれの観光スポットについて、気になるところはGoogleマップのお気に入りに保存しておくと現地での観光時に便利です。本記事が少しでも参考になれば幸いです。
カンボジアまでのアクセス方法
カンボジアの首都はプノンペンであり、世界遺産アンコールワットのあるシェムリアップにも空港があり、マレーシアからカンボジアまで直行便が運航しています。
時期にもよりますが、LCCのAirAsia(エアアジア)を利用すれば所要時間は約2時間、片道8,000円以下で訪れることも。
日本からシェムリアップを訪れる際、残念ながら直行便は2024年時点ではありません。バンコク、ソウル、香港などを経由してカンボジアに入国することができますが、これから訪れる予定の方はぜひ、マレーシア経由でマレーシア観光も一緒に楽しんでほしいところです!
カンボジアに入国する際は日本人でも観光ビザが必要になります。シェムリアップ国際空港およびプノンペン国際空港などの主要空港であれば、事前にオンラインでe-visa申請しなくてもアライバルビザを取得可能です。また2024年時点での観光ビザ申請費用は30ドルとなり、クレジットカード決済はできない為、アメリカドルを現金で用意しておきましょう。
シェムリアップ観光おすすめ12選
シェムリアップ観光のおすすめスポットを紹介する前に、観光客のほぼ全員が訪れる世界遺産アンコールワットへの入場券について。
アンコールワット遺跡群を見学するためには、アンコールパス(Angkor Pass)が必須です。 入場券の種類は1日券(37$)、3日券(62$)、7日券(72$)の3タイプがあり、現地のチケットブースまたはオンラインで購入することが可能です。
現地でクレジットカード決済できる方は公式サイトでのオンライン購入をオススメします。顔写真をアップロードする必要がありましたが、スマホで撮った自撮り画像でも問題なく発券できました。なお、スマホの画面上でバーコードを読み取れるので、完了後に印刷する必要はありませんでした。
オンライン購入はこちらから(公式サイト)
※日本語に言語設定可能でした。
アンコール・ワット
アンコールワットはシェムリアップ観光最大の見どころ!12世紀前半に、スーリヤヴァルマン2世によって約30年の歳月をかけて建てられたヒンドゥー教最大の寺院であり、1992年に「アンコールの遺跡群」としてユネスコの世界遺産に登録されています。ヒンドゥー教と仏教の融合文化といわれるクメール文化の栄華を極めた、アンコール朝の時代の細かい彫刻や、浮彫りで装飾されたレリーフなどが回廊や壁面に施されており必見です。個人的に、日の出の時間帯はマストで訪れてほしい遺跡。アンコールワットの背後から太陽が昇る姿は「死ぬまでに一度は見たい」といわれるほどに美しく、前方の池に反射して映る姿は幻想的で、まさしく言葉を失います。午前中は逆光となり撮影に向いてないため、日の出鑑賞後は他の遺跡に移動して、午後2時以降の観光をオススメします。
アンコール・トム(バイヨン寺院)
アンコール・ワットのすぐ北側に位置するアンコール・トムは12世紀後半にジャヤヴァルマン7世によって建設された王都であり、17世紀までクメール王朝の首都として機能した城郭都市の遺跡です。日本語で「大きい都」を意味する通り、約3km四方の広大な敷地面積はアンコールワットよりも広大。見どころは、遺跡中央に位置するピラミッド型のバイヨン寺院。バイヨンの微笑みと呼ばれる四面仏はそれぞれ表情が異なり、面白い写真が撮れる場所もたくさん見つかります。(残念ながら2024年現在はまだ修復中で立入禁止になっていました)
タ・ケウ遺跡
タ・ケウは、「クリスタルの古老」の意味を持つヒンドゥー教寺院で、10世紀末にジャヤヴァルマン5世により建設が開始されたものの、王の死去により未完成のまま放置されて今に至ります。個人的にはアンコールワット遺跡群のなかで一番テンションが上がった遺跡で、良い意味で観光客が多くないため、無人の遺跡を独り占めできました。登頂した際の達成感は半端なく穴場スポットとしてオススメしたいですが、1つ注意点。写真中央に見える中央祠堂に向かう階段はかなり急傾斜で1つ1つの段差も高いため、足腰の弱い方は用心してください。
タ・プローム遺跡
タ・プロームは、12世紀末にジャヤヴァルマン7世(1181‐1218頃)が母親を弔うために建てた仏教寺院であり、アンジェリーナ・ジョリーが主演の映画「トゥーム・レイダー」のロケ地として一躍有名になった遺跡です。大きな特徴は、スポアンと呼ばれる樹齢300年以上のガジュマルが遺跡を取り込むように侵食している神秘的な景観。後世でヒンドゥー教寺院に改宗されたことで仏教色の強い彫刻の多くが削り取られた形跡がありますが、壁面に刻まれた華やかな装飾は一部残されており、アンコール王朝21代目の王であり、偉大な王として語り継がれるジャヤヴァルマン7世の治世時代の繁栄ぶりを垣間見ることができます。古代遺跡の美しさと自然の生命力の力強さを肌で感じられるタ・プロームは写真映えするスポットも多く、シェムリアップ観光で必ず訪れたい場所です。
バコン寺院
バコン寺院は、アンコール王朝初期にインドラヴァルマン1世によって創建されたロリュオス遺跡群における最大規模のヒンドゥー教寺院であり、ピラミッド型を採用した初の建築です。881年に国家寺院として建立され、当時の首都ハリハラーラヤの中心を成していました。五層に重なる寺院は、上部に進むにつれて段差が低くなるように遠近法の仕掛けが施されており、地上から見上げた際に頂上がより高く感じられる設計になっています。また高さ65mにもおよぶ中央祠堂からの眺望も素晴らしく、夕日鑑賞スポットとしても最適です。周辺には、ロリュオス遺跡群として最古の寺院である「プリア・コー」、東西メボンの原型とされる「ロ・レイ遺跡」も位置しており、3カ所を同時に周遊しても約1時間半ほどで観光できます。
プノン・バケン寺院
プノン・バケン寺院はヒンドゥー教山岳寺院であり、10世紀初頭にヤショーヴァルマン1世(在位889-910年)により建設されました。こちらは何といってもシェムリアップでNo.1の夕日鑑賞スポットとして人気の場所。アンコール三聖山の1つである標高67mのプノン・バケンの頂上に位置するプノン・バケン寺院からは、アンコールワットをはじめ西バライ、トンレサップ湖など360度パノラマビューを望むことができます。サンセットの時間帯は地平線に沈む夕陽を眺めようと多くの観光客が押し寄せるため、シーズン中は入場制限が設けられることも。登頂まで徒歩で約20分ほど掛かるので歩きやすい靴で訪れることをお忘れずに。
トンレサップ湖
トンレサップ湖は東南アジア最大の湖であり、こちらでは水上ボートでのクルーズツアーが年中開催されています。特に雨季(5月から10月)は、湖の面積が乾季の約3倍となり、巨大な湖に沈む夕日を眺めるサンセット鑑賞を含めたプランが大人気。またトンレサップ湖には世界最大規模の約100万人以上が高床式住居で水上生活をされており、それぞれの集落には教会や学校、病院、警察署まで存在するなど、日本では見ることのできない光景に出会えます。地図上ではシェムリアップ中心部から近くに見えますが、ボート乗り場の場所までは道路も舗装されておらず思ったより時間が掛かるため、バイクではなく車かトゥクトゥクで訪れましょう。クルーズツアーには現地申込みもできますが、高いチップを要求されるトラブルも起きているので日帰りツアー参加がオススメです。
アンコール国立博物館
アンコール国立博物館では、クメール帝国の芸術、宗教、建築に関する貴重な展示が充実しており、アンコール文明と歴史・文化遺産を学ぶことができます。博物館は8つのギャラリーに分かれて、アンコール遺跡出土したレリーフや石像、碑文のほか、古代の生活様式に関連するアートや工芸品なども展示されています。特にアンコール・ワットやアンコール・トムなどの重要な遺跡に関連する展示は必見。アンコールワット遺跡群を訪れる前にこちらの博物館で是非、予習を。歴史的背景や宗教的意義を深く理解すると、より遺跡観光が楽しめるはずです。また有料ですが日本語の音声ガイドもあります。
パブストリート
シェムリアップ中心部で最も賑わいのある繁華街。全長120mほどの通りにはクメール料理を提供するレストランはもちろん、バーやナイトクラブが所狭しと建ち並び、ネオンが煌めきます。大半のレストランにはテラス席が設けられており、ヘビースモーカーには嬉しいことに喫煙OK。観光客向けでありながらも一人10ドル前後でビールにカンボジアグルメをお腹いっぱい楽しめるのも良いポイント。パブストリート周辺は年々発展しており、一本北側の「ザ・レーン」、南側の「ザ・パッセージ」といった裏通りにも店舗が増加中。深夜1時頃まで営業しており、なかには朝まで営業しているお店も。世界中の旅行者が集うパブストリートは一見の価値アリです。
オールドマーケット
パブストリートから南に少し歩いた場所に生鮮品や日用雑貨がひしめき合うオールドマーケットがあります。地元の方が利用する巨大市場であると同時に、シェムリアップ中心部に位置していることから観光客向けのお土産も多く、天然石や数珠、変わった置物からスパイスやお香などの定番土産まで何でも揃います。ブランド物の時計や小物、バッグなどコピー品も当たり前のように売られていますが、最近ではお洒落なデザインのカンボジア雑貨や衣服を扱う店舗も増えているので、観光時に一度は立ち寄りたい場所です。
ソクサン通り
シェムリアップのディープな夜を体験したい方にオススメのエリア。ソクサン通りには、格安ゲストハウスやマッサージ、バーなどが密集しており、パブストリートと同じく深夜遅くまで賑やかですが、どこか怪しげな雰囲気。実際にぼったくり店も一部あるので、旅の初心者は訪れないこと。またバーのなかでもビアバーと呼ばれるお店が数十店舗営業しており、在籍する若い女性(それ以外も)と一緒にお酒を飲んだりビリヤードを楽しんだりできます。一度に数名からドリンクをおねだりされることもあるので、くれぐれも会計には注意を。ドリンクはビール1杯1‐2ドルでレディースドリンクはその倍くらい。英語を話せないスタッフも多いので、トラブルにならないようにお店のママさんが信用できそうか?英語が話せるスタッフを味方につけるなどして楽しみましょう。
ベンメリア遺跡(郊外)
アンコール・ワットから約40km東に離れた場所にあるベンメリアは、ジブリのアニメ「天空の城ラピュタ」のモデルになったと言われる場所。大きな特徴として、発見された当時のままの姿を残しており、修復作業などで人の手が加えられていません。そのため、ジャングルの大自然に浸食された遺跡は神秘的でまさに秘境そのもの。個人的に、こちらのベンメリアが最も冒険心をくすぶり、未開の地を探検する楽しみを味わえました。
まとめ:シェムリアップは見所満載!
世界遺産の代名詞といっても過言ではないアンコールワット遺跡群およびシェムリアップ観光のおすすめスポットを紹介しましたが、他にもまだまだ多くの見所があります!
短期間の観光であれば日帰りツアーなどに参加するのもアリですが、出来ることならレンタルバイクを借りて、自分のペースで好きな時間に好きな場所を訪れる自由自在な旅を体験してみてはいかがでしょうか。
私自身は直近だと2024年9月に約15年ぶりにシェムリアップを再訪しました。一度思いっきり観光したので比較的ゆったり過ごしましたが、アンコールワット遺跡群の壮大さに改めて感動すると共に、懐かしい面影に感慨深いものを得られたり、過去の自分と大人になった今の私とでは、また違った感情が芽生えるなど忘れられない思い出となりました。
記事でも紹介してますが、アンジェリーナジョリー主演の「トゥームレイダー」はアンコールワット遺跡群を撮影ロケ地にしており事前に映画鑑賞すると観光をイメージしやすいうえに楽しみも増すかと思います。映画自体もアクション映画で見ごたえあり、一度観た方も新しい発見があるなずなので是非、訪れる前に視聴することをオススメします。調べたら中古であればDVD購入もお得でした!!
Amazonプライムの30日間無料体験はこちらから(※新規のみ)
これから訪れる予定の方に、カンボジアなど東南アジアのホテル宿泊は、Expedia(エクスペディア)よりAgoda(アゴダ)がより安くてオススメ。予約は以下より可能です⇩
これから訪れる予定の方の旅程の参考に、いつか訪れたいと考えている方には少しでも興味関心を与えられたなら幸いです。
というわけで本日は以上です。
旅行に関する相談があればSNSのDMでお気軽にご相談ください。
分かる範囲でお答えします!
ではまた他の記事で!!
コメント